最近横浜の歴史に凝っております。
まず1枚目の写真。 |
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いつも毎月みんなが集まってる「風鈴サザン会」のあの場所。大桟橋ふもとの「ライブBAR風鈴」です。
横浜波止場会館というビル1階にあります。歴史的にものすごーーく横浜の中心的場所なのですが、知らない人も多いと思いますので細かく説明していきましょう。
まず全体の位置関係。
航空写真1を見てください。 |
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| 風鈴の場所わかりますかぁ
真ん中の点線枠の部分を拡大してみましょう。
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中心付近に「ライブBAR風鈴」のある「波止場会館」があります。
風鈴の左の広い広場は、最近できた「象の鼻パーク」です。
下には道をはさんで「横浜開港資料館」があります。
中心の「木」を取り囲むようにコの字に建ってるのがそれです。
赤い矢印は「日本大通り」です。
ここまで大丈夫ですか？
では
模型でみてみましょう。
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| ほどよく都合のいい模型があったけど作ったんじゃないよ
さて、
この模型は海側上空から「象の鼻パーク」をみています。
風鈴の場所、横浜開港資料館の場所、日本大通りの矢印。
位置関係わかりましたか？
はい。
位置関係がわかったところで、
次は「横浜開港資料館」を見てみましょう。
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風鈴のすぐ近くなので外観ぐらいはみんな見たことあるでしょ、
横浜開港150年の歴史資料があるのでまだの人は
お金払って入場するのもいいと思いますが、
入場料払わなくても入れる中庭にこんなのがあります。
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「たまくすの木」
横浜のシンボル。
横浜の生き証人ともいえる樹齢300年の樹です。
江戸時代からこの場所にあって、
横浜村と言われてた小さな漁村のころからあります。
この資料館はこの木を囲むように、守るように建てられています。
ということで、
はい、
ここからがポイント
「ペリー来航」の話。
「黒船、ペリー来航」の話は小学校でも授業で習うので
しってますよね。
幕末の1853年の出来事です。
1回目のペリー来航は浦賀（横須賀）でした。
江戸前（今のお台場）まで入りたかったのだが幕府の
猛反対でとりあえず横須賀になったのが1回目、
結局正式には話ができずに一度アメリカに帰って、
で、1年後に来たのがここ。
今回も江戸前まで侵入したく浦賀沖で1か月も交渉
したけど「江戸前はダメ！せめてここにしてー」と
幕府が指定したのが横浜村の今の大桟橋のところだったそうな、
ここで上陸して「日米和親条約」が結ばれたんだよね、
それでは
ペリー来航の模様を画家ハイネが書いたあの
教科書にも載ってる有名な絵を見てみましょう。
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じゃーーーん
なんとここに写ってる右の木が「たまくすの木」
なのです。
ということは
その下に小さくもう一つ矢印がありますが、
「風鈴」の場所はこの絵のこのあたりにあって
150年後にここで毎月サザン会が開かれるということですよね、
すごくないですか？
航空写真の赤い矢印はこの絵で見た方向を示しています。
ちなみに
同じような位置から見た写真をGoogleMapで出すとこんな感じ |
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道路沿いにある木は違いますよ、木の合間にかすかに
横浜開港資料館の壁が見えてますが、
「たまくすの木」はその中ですからこの写真では見えません。
もう一度航空写真の拡大図を見てください。
上からだと「たまくすの木」がよく見えるし位置関係が
確認できると思います。
ということで
知ってる人もいたかもしれませんが
毎月なんとなく通ってるあの場所はこんなに歴史的にも
重要なポイントだったんですね、
ついでにほかにも
古い浮世絵や写真を数点ご紹介しましょう。
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ペリー来航後20年ほどたった明治初期の横浜全体の絵です。
中心に象の鼻はあるけどまだ大桟橋はありません。
右の山は元町や山手、左は桜木町や横浜駅近辺ですが
まだ海の上です。
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同じ時代、象の鼻の絵です。
まさしく風鈴のある場所ですよね、 |
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同じ明治初期に象の鼻の上から今の山下公園方向を向いた絵です。
奥のほうに山手の「港の見える丘」が見えますね、
前から思ってたんだけど、
牛丼屋「すき屋」の壁に書かれてる絵はこれが元かも |
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上の写真と同じ場所から、
さらに数十年たった明治中期の写真。まだ公園らしきものはないです。
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時代は大正。「氷川丸」のような蒸気船が外国航路を行き来してた
時代でしょうか、すっかり大きな桟橋ができています。
どうでしたか？
少しですが横浜港の歴史に興味をもってもらえましたか？
次回風鈴に来る時は「たまくすの木」でも見てから
来てもらったらペリー来航当時の時代とつながるかも…
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